はじめようか天体観測 小惑星を探して


小惑星として最初に発見されたのは、1801年1月1日にシチリア島に
あるパレルモ天文台長ピアッツィによって発見された「セレス」である
(イタリア語読みではケレス)。
当然、当時のことなので天体望遠鏡も口径が大きいものが作られた
わけではなく、小惑星といいつつかなりの大きさの天体である。

直径約950kmほどのこの天体は、少なくとも小惑星帯の中では最大
天体である。
もっとも太陽系内には太陽や木星、土星、天王星、海王星、そして地球
などでかい惑星が存在し、さらにそれらの惑星がものすごく大きな
衛星を持っているので順位はずいぶん下がるが、たぶんそれでも
かなり大きなほうであるのは確かだ。

かつての望遠鏡で小惑星を見た場合、遠くに存在する恒星のように
見えたため、天文学者ハーシェルはこの天体をアステロイド
(ギリシャ語で恒星のような姿)と名づけた。
そのアステロイドという単語は現在では小惑星という意味になってるので
なんだかややこしい。

この小惑星が多数存在する領域を小惑星帯(アステロイドベルト)と
呼称している。
この小惑星帯、以前に紹介した、ボーデの法則に近似した
値をとっているため、かつては惑星の成れの果てでは?という説も
あったのだが、近年ではどうも太陽系形成時点でこのような細かい
小惑星帯が形成されるのではないか
と考えられている。

さて、この小惑星帯だが、近年になってからカイパーベルトと呼ばれる、
氷などで出来た小惑星帯が発見されていることもあり、メインベルトなどと
よばれることもあるようである。

ただこの小惑星帯、通常はこの火星と木星の間を軌道をぐるぐるまわって
いるのだが、まれーに軌道が変化してしまうことがある。
で、何が一番困るかって言うと、地球にぶち当たるかもしれない点

また、カイパーベルトを起源とする小惑星も太陽系に突入し、地球に
ぶち当たる可能性もある。
ツングースカ大爆発は小型の彗星が原因だった可能性もある。

とはいうものの正直なところそんなに可能性は高くは無い。
隕石の衝突事故で死ぬ可能性と、交通事故で死ぬ可能性を比較したら、
交通事故で死ぬ可能性のほうが多分高いのではないだろうか?
(ただ死ぬときはたくさん死ぬからなぁ…ある試算では航空機事故で
 死ぬ確率
くらいといわれている)

直径10km級の隕石など、1億年に1度当たるかどうかである。
あたったときは確実に死ねそうだけれども。
100m級は結構多数降り注いでいるかもしれない。
とはいうもののこのくらいになると近くによらなきゃ被害は無いはず。

逆に小さい隕石は地球に大量に降り注いでいるが、ほとんど大気圏で
燃え尽きる。そういうものは被害は少ないし、きれいな流れ星になるだけだ。
そういうものを見る機会があるとしたら(流星群なんかはそうなのだが)
効果があるかは知らないけれどお祈りするなり、流れ星流れるロマンチックな
夜空を二人で楽しむなりするといいと思う。

カイパーベルト発の小惑星が地球に当たることに関してはもっと少ない。
なぜならそういう小天体は、太陽系の外側、木星などに補足されて
衝突して消滅してしまうからだ。

また、実のところ小惑星が地球に衝突する確率がやや低いのは月の
おかげもある。

つまるところ地球に小惑星が当たるためには
木星などの大型天体をかわし、月のタックルを回避し、大気を
突っ切れるだけの実力者で無いといけない、とまぁこういうことか。

こういった小惑星が近年ばかすか見つかってるのは注目度が高まったことと
コンピュータによる画像処理の進歩なども大きいだろう。

多数見つかるからといってそく危険ってわけではないが…でも正直
いつ発見されたり当たったりしてもおかしくないのは確かかもしれない。。
ただkmクラスの奴はそもそも数が少ないような…

逆に言うと400km級が衝突したら人類はおろかほぼ全生物が死滅する。
まぁ45億年間で、たったの1回しかなかったから問題ないだろ。

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